好きなバンドを追い求め渡豪し、ついに家まで行って直談判「メンバーに入れてください」

ひらのたけし自伝

こんにちはひらのたけしです。

憧れのバンドに加入するためにメルボルンに来たぼく。

メルボルンに来て1ヶ月も経たないうちに憧れのバンドBodyjarに会えました。それは、Bodyjarと同じ音楽レーベルに所属する日本人バンドmach pelican(マッハ・ペリカン)と知り合えたからです。

出会いが出会いを繋いでくれる

憧れのバンドBodyjarと会うために、何もツテがないぼくがマッハ・ペリカンと出会えたのは幸運でした。ボーカルのK Rockから「Bodyjarのドラマーロスの連絡先を知ってるから電話してタケちゃんのこと伝えてあげるよ」と言ってくれたんです。

英語がうまく話せないぼくにとってK rockは神のような存在でした。本当にやさしい。そして、なんどかBodyjarのライブに足を運んび、手渡しで手紙を渡しているけど進展がなかったので、少し悶々としていた自分に、K rockの助けは新たな光が見えました。

数日後、K rockにBodyjarのドラマーロスの携帯に電話してもらい、逢う段取りをとってもらいました。なんだか事がどんどん前へ進むので、人生は「小説のようだ」と感じました。

その場にいるなら、前進あるのみ

ライブハウスで数回手紙を渡して「俺をメンバーにしてくれ」という段階から、次は直に家に行き、直談判の機会が来ました。

今回も手紙を持参。せっかく逢うことができて、一番大切なことをうまく伝えれずに帰るのは避けたかったので、「Bodyjarでギターを弾くためにメボルンに来た」、「全曲弾ける」、「人生捧げます」などを手紙に書いてました。

ロスの家までは当時K rockの友達(あゆみちゃん、現在K rockの妻)が運転してくれ、手土産が要るだろうと思い、道中に6packのメルボルンビターを2セット購入。飲めないお酒でしたが、買うことにしました。

目的のロスの家に到着。インターホンを鳴らすと女性(ロスの彼女)が出て来て、笑顔で迎えてくれました。拙い英語で自己紹介しながらビールを渡すと笑顔で受け取り、冷蔵庫に入れてくれました。

女性が「もう少ししたらロスが帰ってくるからリビングで待ってて」と言われ、少し待つと、革ジャンきたロスが帰ってきました。ステージから見ていたロス、CDのジャケットに載っているメンバー紹介の写真を穴があくほど見てたロス。その人物とマンツーマンで対峙していることに興奮しました。

ぼくが買ってきたビールを女性が3本テーブルの上に置くと、ロスが「メルボルンは好き?」、「今はどれぐらいメルボルンにいるの?」など簡単な質問をしてくれ、それをキッカケに会話が弾みました。

弾んだといってもぼくの語学力は微々たるものですが、この時の自分は「英語が話せない」という自覚はなく、とにかく「自分を知ってもらいたい」ということしか考えていなかったので、英語に対するもどかしさなんて感じている余裕はありませんでした。

そんな中、本題の話が切り出せないぼくは、持参した手紙をポケットから出し、ロスに渡しました。そこに書かれていることがぼくのすべてで、それ以上はなにもありませんでした。手紙を読んだロスは笑顔で「ありがとう」と言いました。

当時の自分を振り返ると、日本から来た青年に「メンバー入れて」と言われたら、対応に困るなと思いましたw。

でもそんなぼくに優しく接してくれたロスと彼女が本当に暖かかった。

ロスからは「メンバーはいるから、メンバーにはなれない」と言われ、そこでぼくは、「ローディー(バンドのお手伝い)でもいいからできないですか?」と、ローディーから成り上がる覚悟で尋ねる。

ロスに「ローディーで手伝ってくれるならいいよ」と返答をもらい、少し安心しました。ライブの日は電話で伝えるから、と言うことで、今日という濃厚な時間は終わりました。

とにかく、何が何でも前進あるのみ。話し終えると、ロスが家まで送ってくれました。憧れの人と車中を共にでき、時間を共有できたことに鼻血がでそうなほど興奮しました。

日本を出て、1ヶ月。やっぱり行動したら何かが起きる。そして人生って面白いなと再確認した日でした。

 

つづく

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