この日が来た、憧れのバンドに直談判。英語が話せないので手紙を渡した!

ひらのたけし自伝

こんにちはひらのたけしです。

メルボルンでの生活がスタートしました。目的はBodyjarのメンバーになること。早く彼らのライブを見に行きたくてウズウズしていた自分が懐かしく感じます。 今ほどネットで検索して情報を知るのが一般的ではなかったので、ライブ情報はもっぱら新聞の音楽欄を見るか、音楽情報誌でチェックしていました。

日本を発って、たった2週間で憧れのバンドに会えた。

渡豪して2週間後にBodyjarのライブ告知を発見。直ぐにホストマザーのメリリンに伝え、チケットを購入してもらった。場所はメルボルン市内のHi-Fi Bar。そこそこ有名なバンドや外タレのバンドがライブするライブハウスで、小さめのコンサートホールと言ったところ。それでもキャパは1000人収容できる。

ライブ当日、電車とバスを乗り継ぎライブ会場へ着くと、既に何十人かが列を作っていた。やっぱり有名なんだなと再認識。数分すると会場が開き、中へ入ると広い空間がドンっと出て来た。 大きなステージを見て緊張感を覚えた。

ぼくは壁側に座って演奏開始を待っていると、ぼくと同世代の青年がポケットからBodylarのCDを取り出し、なにやら友達と音源について話している。「サインでももらうためにCDを持って来たんのかな?」と気になりました。

 

オープニングアクトは、ワンダラーショットというパンクバンドが演奏。海外のバンド特有の力強さと歌唱力が前面に出たバンドでした。そして、次にBodyjar。

ぼくも、壁際の位置から最前列を陣取り。心臓が口から出るんじゃなかいというぐらいドキドキしながら登場を待った。 そして、その時は来た。

今まで音源でしか聞いたことがなかった彼らが、ステージを歩きマイクの前に立っている。 演奏がスタートするとぼくの脳は狂喜乱舞、じっと演奏を聴き、彼らのパフォーマンスに釘付けで、 言葉に表せない喜びを感じた60分でした。

今の自分で勝負するしかない

ここでぼくの本当の勝負が始まる。メルボルンに来たのはBodyjarのライブを見るためではない。彼らのメンバーになり演奏すること。 演奏終了後、たくさんのお客さんが彼らにサインを要求していた。 ぼくは少しでも人がいなくなれば、話しかけるタイミングを伺っていた。

話しかけると言っても英語が話せないので、事前に手紙を用意。書いた内容は「ぼくはBodyjarのためにメルボルンに来た。ぼくはBodyjarの曲は全曲弾ける。Bodyjarのギターリストになりたい」英文は「I came here for you,I can play all your songs, I want be guitarist of Bodyjar 」これだ。 そして、人がいなくなったタイミングを見計らい、ボーカルのキャムの前に立った

なんて言えば良いかもわからず、いきなり手紙を差し出した。そして手紙を読んだキャムは、驚いた様子で、にっこり「ありがとう」って言ってくれた。そして、ぼくがメールアドレスが欲しいと伝え、メールアドレスをゲット。 機材の片付けがある感じだったので、キャムは「今日は来てくれてありがとう」とその場を後にした。

終始ドキドキしっぱなしの数時間。今自分ができる最善の行動を表現したつもりだけど、その行動が正しいのかはわからなかった。できること、自分が思いついたことを表現するだけだったし、まずはぼくの存在を知ってもらえたことに満足していた。

後日、もらったメールアドレスに、ぼくのプロフィールとメルボルンへ来た理由、そしてBodyjarの曲は全部弾けることを、辞書を調べながら英語で書いて送った。しばらく返信はこなかったけど、きっと読んでいると信じ、次回のライブで再度直談判することに決めた。

つづく

 

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